タミフル服用の異常行動は本当?

タミフルは副作用に注意しましょう
タミフルの服用で異常行動を起こし、死亡したというニュースを見たことのある人も多いでしょう。
日本で初めてタミフルが発売されたのが2001年で、その間に処方された数は5,000万人を軽く超え、服用して異常行動を起こし、転落や飛び降りなどによって死亡したという人は10人を超えます。
この異常行動は日本だけに多く見られ、海外ではあまり認められていないことから、問題視されていないものです。
現在でもタミフルの副作用には疑問視されるところが多く、継続して研究されていますが、異常行動との関連性は不明なままとなっています。
現在のところ、異常行動を起こすのが10代の未成年に多く見られたことから、10~20歳未満の子供には厚生労働省から処方を控えるように指導されています。
症状によっては処方されることもありますが、その際は親がしっかりと観察するように注意されており、その指導が良かったのか現在は異常行動で注目されることはほとんどありません。
実の所、タミフルが原因ではなく、インフルエンザの合併症である脳症や脳炎によるもの、または高熱からくる熱性せんもうではないかと考えられています。
特に脳症や脳炎の合併症は、幼児期の子供に多く見られ、幻視や幻覚、幻聴などが現れることがあります。
そのため、アニメのキャラクターや不思議な生物を見たり、そうしたものと会話をする、意味もなく笑う、急におびえたりするような異常行動が起こるようになります。
タミフルによって異常行動が起こると言われていますが、実はその他の抗インフルエンザウイルス薬でも同じように異常行動が報告されているので、医学界ではタミフル特有の副作用ではないと考えられているようです。

タミフルで予防はできる?

寒い季節になると毎年の様に、流行してしまうのがインフルエンザです。
インフルエンザに感染すると、高熱が出てしまう等の体調不良に陥る事になります。
そのため辛い思いをする羽目になる上に、感染力も高いために、会社や学校を休む必要が出て来るものです。
なのでそんなインフルエンザに感染しない様に、寒くなる前に予防ワクチンを受けるという人が少なくありません。
ですが近年では、そういった予防ワクチンでは感染を防げないウイルスも増えてきており、予防ワクチンを受ければ安心出来るという訳ではありません。
そんなインフルエンザの症状に効果的な薬の一つが、タミフルです。
タミフルを服用する事により、インフルエンザによる症状がより酷くなってしまうのを防ぎ、高熱等の体調不良の症状が出ている期間を短縮する事が出来ます。
ただしタミフルは服用して直ぐに効果を発揮するものではない上に、体内でインフルエンザウイルスが増加してしまう前に飲まなければ、高い効果は期待出来なかったりするのです。
具体的には、インフルエンザの症状が出て48時間以内に飲まないと、高い効果は期待出来ません。
ですが大抵の人は、インフルエンザに感染し、高熱の症状が出なければ病院に行かないので、その時点でタミフルを服用しても、高い効果は得られなかったりするのです。
ですがそんなタミフルですが、インフルエンザの症状が出る前に服用する事で、予防効果を得る事も出来ます。
というのも家族や仲の良い友達が感染した場合、自身もインフルエンザに感染している可能性が高いです。
なので症状が出る前の段階で病院に行けば、インフルエンザの潜伏期間に、タミフルで対処する事が出来ます。
なのでその時点でタミフルを服用すれば、高熱等の辛い症状に見舞われる事なく、インフルエンザを撃退する事が可能です。

タミフルで治療にかかる期間

インフルエンザウイルスはRNAウイルスの一種です。A、B、Cの3つの型が存在するウイルスです。
このウイルスによって引き起こされる感染症がインフルエンザ感染症です。
日本では寒い12~2月に流行するケースが多いです。
その理由としてはインフルエンザウイルスが低温、低湿度を好む傾向があるためです。
インフルエンザ感染症の主な症状としては高熱、寒気、関節痛が挙げられます。
インフルエンザ感染症の治療に用いられるノイラミニダーゼ阻害薬という薬は発症後48時間以内に使用しなければ効果が現れないため、こういった症状が12~2月の流行期に発現した場合には早めに病院を受診する必要があります。
ノイラミニダーゼ阻害薬には4種類の薬が使用されます。リレンザ、タミフル、イナビル、ラピアクタの4種類です。
このうちリレンザ、イナビルは吸入薬、タミフルが内服薬、ラピアクタは点滴薬となっています。
タミフルは内服薬の為、使用法が容易で、昔から第一選択薬として広く使用されてきました。
タミフルで治療にかかる期間に関してですが、タミフルの服用期間は決まっています。
具体的には1日2回の服用を5日間継続するように定められています。
しかしインフルエンザ感染症の症状はタミフルの服用ですぐによくなることが多いです。
しかし症状がよくなったからといって薬の内服をやめてはいけません。
もし中途半端に薬の服用をやめてしまうと、この薬に耐性を持つウイルスが出来上がり、将来的にインフルエンザ感染症に対してタミフルが使用できなくなってしまう恐れがあるからです。
実際にタミフル耐性ウイルスが2015年には確認されています。
耐性ウイルスですから必ず5日間は薬の服用を継続するようにしましょう。