タミフルの効能と強毒性インフルエンザ

インフルエンザにかかってしまった場合、ただちに病院での受診をうけることが望ましいです。特に、小さなお子様の場合は、インフルエンザ脳炎や脳症など、命にかかわる重大な病気になる可能性もあるため、早急に対応が必要です。インフルエンザはくしゃみなどの飛沫感染により、症状を悪化させていきます。医師の診断を受けて、処方されるお薬といえばタミフルです。タミフルの効能は、インフルエンザのウィルスを殺菌するものではなく、ウィルスが増えるのを防ぐ働きがあります。インフルエンザウィルスは、体内でどんどん増殖して症状を悪化させていきますが、この増殖を抑えるのがタミフルです。そのため、できる限り早い段階で服用することで、タミフルの効能は発揮されるというわけです。タミフルが、インフルエンザを発症してから48時間以内に服用する必要があると言われるのはこのような理由からです。しかし、タミフルには心配される副作用があります。それは、10歳以上の未成年が服用した際、異常行動に出るという報告がされているということです。しかし、原因がはっきりとしていないことと、成人ではほとんど例がないため、因果関係ははっきりとはわかっていません。
また、強毒性を持つ鳥インフルエンザは、十分に効く薬がなく、人体への悪影響も大きいと言われていることから開発がすすめられています。強毒性鳥インフルエンザはタミフルが有効とされていますが、効果のないウィルスも出現しています。しかし、この強毒性インフルエンザに有効とされる新インフルエンザ薬T-705が動物実験で明らかにされました。この新薬は感染した細胞内で増殖を防ぐ効能があります。また、タミフルの耐性を持ってあらわれる強毒性インフルエンザへの対策として期待されています。